• テキストサイズ

東京卍會のお姫様

第7章 三角関係


side三ツ谷

目が覚めると隣に東堂がいない。
一番最初に視界に入ったのは…場地…?
来てたのか。

裸の俺を見てあらぬ誤解をしていた場地に説明をする。お前がしてるその誤解が現実だったら良かったのにと思ってしまう俺はバカだ。

『ねーね、今日は圭介くんも一緒にねよ?』

「「は…?」」

え?俺と場地と3人で寝るってこと?
警戒心無さすぎだろこいつ。

『えっと…昨日またあの夢見ちゃって…怖くて。

だから2人といたら安心だな…って…思って。』

安心て…。俺らは絶対手ェ出さねーと思ってるんだよな。そう思われてんならこの期待を裏切るようなことをして怖がらせたくはないし、嫌われたくもない。でも。2人きりがよかったなんてワガママだよな。

「いや、俺はいいけどよ…。」

あれ?俺顔に出てた?
場地がなんか気使ってる…?

『やったあ。圭介くんだーいすき!』

胡座をかいている場地の上に跨って抱きついて、コアラ!だって。いいなー場地。ってなんか顔近くね!?場地が東堂の腰と後頭部を支えていて、今にもキスしそうな距離。それから場地がさらに距離を詰めた。あいつ絶対する…!

『はいっとれた!まつ毛にゴミついてた!』

あ、え…?そういうこと?
良く考えれば東堂がキス強請るわけねえよな。だとしたら場地…。てめえ何してんだよ。お前はしようとしてたよな??

ちらっと俺の方を見た場地に視線で伝える。

そんで場地から東堂を引き剥がした。

「はいはいお姫様。ドレスなおしますよー」

これ以上場地とくっ付いてんの見てらんねーもん。

『そうだね!ドレスもってくる!!』

/ 179ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp