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東京卍會のお姫様

第5章 ドラケンの誕生日


side夢主

総長ことマイキーの号令で解散となった。

さあ、いよいよ賢君の誕生日会だ!
今日私はこのために来たんだから!

私は勢いよく賢君の背中に飛び乗り “本日の主役” のタスキを彼にかけた。何もかもいきなりのことで は?って顔してる。

「「「「「「「ドラケン(賢君)!HappyBirthday!」」」」」」」

「お前ら…はは!嬉しい!」

東卍の副総長なんて役柄だし背高いし龍の刺青入ってるし声低いし、怖がられがちだけどほんとはとっても優しくてしっかりしててママみたいなんだ。きっとエマもギャップにやられたんだろーなー。

皆がプレゼントを渡していくなか、私とたかちゃんもドキドキしながら待っている。喜んでくれるかなあ…?マイキーなんて自分の大好きなどら焼きあげてた。誕生日だから分けてやるって。さすが総長…。

『あのね賢君!これ私とたかちゃんから!』

たかちゃんと一緒に買った写真立てに昔みんなで撮った写真をいれてプレゼントした。飾ってね!って念押しに伝えた。

「なんか懐かしいな。みんな髪型ちげーのに三ツ谷だけ変わんねえ笑 これ、ぜってえ飾るわ!ありがとな!」

皆が写真立てを覗き込んでワチャワチャしている。
この光景が大好きだ。皆が大好きだ。

喜んでくれたのが嬉しくてたかちゃんに抱きついた。

『たかちゃん!賢君喜んでくれたね!』

「!!おう…///」

あ、エマと賢君にお揃いのネックレス買ったんだ!こっそり渡しに行こっと。まずエマに説明しなきゃな。

『エマー!あのね!』

エマに話すとすっっごく喜んでくれた。

「え!東堂!それウチが欲しかったやつ!しかもケンちゃんとお揃いなの!?一生大切にする!わーん!東堂だいすきいいい!」

『早く渡しに行こ!』

「ドラケーン!ちょっと来て!」

エマが呼ぶとすぐに来てくれた賢君。

『これみんなには内緒でもう1つ個人的に私が用意したんだけどね、エマとお揃いだから♡』

2人とも照れちゃって可愛いなあ早く付き合えばいいのに!

なんだかんだ言って賢君もその場でつけてくれた。恥ずかしいからって服の中にしまってたけどエマは服の外に出してつけていた。

2人が結ばれますように。

大成功で賢君の誕生日会は終わった。
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