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東京卍會のお姫様

第4章 姫様


side夢主

皆が何故か毎朝お迎えに来てくれるようになった。ひとりで行くより皆と登校した方が楽しくて好き。学校についてもずっと一緒で、帰りも送ってくれる。なんて優しいんだろうか。

それから何日か経って今日は賢君の誕生日。
ちょうど東卍の集会があるというから私も顔を出しに行く。解散した後にサプライズでプレゼントを渡す予定だ。こっそりエマも呼んだ。

「あれ、東堂ちゃん?東堂ちゃんだ!」

だんだんメンバーが集まりだした頃、走ってきた背の高い男の子に話しかけられる。

『あー!かいちゃん!また背伸びた?』

会う度に背が伸びてるんじゃないか。
私も背伸びをして対抗してみるけど180cm超えの彼には全然届かない。

弐番隊副隊長の柴八戒くん。初めて会った時、たかちゃんが紹介してくれたんだけど、やっぱ背高いし怖くて呼び名だけでも可愛くしようと思い、八戒からとってカイちゃんと呼んでいる。怖いのはほんとに見た目だけで、女の子とは全然話せないピュアボーイだし笑うと目がクシャってなって可愛いの。

「俺の事カイちゃんて呼ぶの東堂ちゃんだけだよ笑」

あれ、、嫌だったのかな…??
そう思い少ししゅんとしてしまった。

「あ、ちが、嫌とかじゃなくて!むしろ嬉しい!東堂ちゃんが呼んでるんだーってすぐ分かるし!まじで!東堂ちゃん専用呼び名!笑」

なんだ…嫌だったのかと思ったじゃんもう…。よかった…。

『なーんだっ!良かった!これからもたくさん呼ぶねカイちゃん!』

「うんっ///」

なんか声が小さかったけど、まあいっか!
うんって言ってたもんね!

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