第4章 姫様
大切な東卍の姫様に悪い虫が付いては困る。
俺は今朝のことをあいつらに話した。
「まーじ?他校のやつが?朝っぱらから?」
「さっすが俺らの姫様だな、はは!」
驚くマイキーと、さすがだと笑うドラケン。
「三ツ谷ぁ。つまり毎朝俺らが交代であいつんち迎えいって学校一緒に行きゃあいんだよな?悪い男に引っかかったら大変だもんなあ?」
「へーやっぱ東堂モテるんだあ。かわいいもんねえ」
物分りのいい場地とあいつをかわいいと話す一虎。
「…」
とりあえずどうすりゃいいんだ?という顔のパー。
「とりあえず明日は俺ら全員であいつんちに迎えに行こう」
「「「「おう」」」」
次の日の朝、俺たちは東堂の家の前に集まった。
ピンポーン
「おはようございます…?皆様お揃いで…あ、お嬢様のお迎えでしょうか?少々お待ちくださいませ。」
インターホンを鳴らすと東堂が1番信頼している使用人?の瀬川さんが出た。こいつんちには何度もきているからもう慣れたけど、やっぱ異次元の金持ちだな…。
しばらくして東堂がでてきた。
『おはよー!お迎え来てくれたの?嬉しいなあ。みんな大好き!』
元気にピョコピョコ跳ねながらこちらに寄ってきて、みんな大好きと殺人級の笑顔を見せてくれた。あーかわいい。かわいすぎ。朝からかわいすぎ。