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東京卍會のお姫様

第14章 ホオヅキ


「よし、そろそろ解散すっか」

「「「うーっす」」」

向こうから聞こえてきたマイキーの声とそれに返す皆の声。

『ソウちゃん!みんな終わったみたい!』

「あ、そうだね」

「…あ、あの東堂さん」

『んー??』

あれ、この人たちは…壱番隊の人達?

「「「飲み物あざした!
今日暑かったし…すげえ助かりました!」」」

わざわざ言いに来たのかな?

『そんなの全然いいのに!
お役に立てたなら良かったです!』

その後も隊事にお礼を言いに来てくれてなんだか少し照れくさかった。だけど皆が少しでも皆が休憩できてたならそれだけで私は嬉しかった。

「野郎に囲まれてどーした東堂」

『タカちゃん!』

安心する声に名前を呼ばれて駆け出した

『あのね、飲み物ありがとーって皆わざわざ言いに来てくれたの!そんなの気にしなくていいのにね!皆優しいね!』

「優しいのはお前だろーが」

『そーかな?』

「ああ。んで今日は誰かと帰んのか?」

『んーん、特に誰とも約束してないよ』

「じゃー俺が…送っ」

「三ツ谷、東堂借りていいか?」

「ムーチョ?『武藤くん?』」

「よお東堂ー。
さっき言ってたアイス今から買いに行かねえか?」

『あれ?今度じゃ…?』

「次いつ会えるかわかんねえし
もう夏終わっちまうからな。どうする?行くか?」

『うん行く!アイス!』

「んじゃ三ツ谷、
帰りは俺が送ってくから心配すんな」

「あー…うス。」

『アイス!アイス!やったあ!
ありがとう武藤くん!』

だだの口約束のつもりだったのにこんなにすぐ実現するなんて!やっぱり武藤くんは優しいなあ!アイス…何にしようかなあ!

「あ、東堂っ」

『なあにたかちゃん』

「えと…抱きしめてもいいか?」

『…ん?うん?』

なぜかたかちゃんに目一杯抱きしめられる。

『たかちゃん?…どうしたの?』

「…いや。今日は肆番隊にべったりだったから。」

『ふふ、寂しかったの?』

最近気づいたけどたかちゃんて寂しがり屋さん?

「なあ…俺のこと好き?」

『なあに急にどうしたの?
大好きだよたかちゃんっ!』

「…ん、俺も。
引き止めて悪かった
ちゃんとムーチョに送って貰えよ」

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