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東京卍會のお姫様

第3章 スクールライフ



『あ、え、あ。ごめん…なさい。えっと…たかちゃんがドレス直せるなら、その。このドレスがいいな…直すのお願いしてもいいかな?』

顔を赤く染めながら言うコイツのお願いに俺はすぐ返事をした。

青いキレイなドレス。見た瞬間にこいつに似合うと思った。背中がザックリと開いていてカラダのラインを強調するようにウエストまで絞られている。
腰から下が捻られながら広がるマーメイドドレス。そのドレスを俺がコイツにピッタリに直せるなんて嬉しすぎる。

「おう、今日にでもなおしてやるよ!」




そのあともうすぐ誕生日のドラケンのためにプレゼントを選んだ。これとかどうかな?と写真立てを持ってきた。ここにみんなで撮った写真を入れて渡したいんだと。俺は何をあげるかなんて決めてなかったし、いい案だと思ったから二つ返事でそれにしようと言った。

それから東堂は個人的に買うものがあると言ってアクセサリー屋さんに入っていった。買うものは決まってたの、と10分くらいで戻ってきた。何を買ったのかは内緒なんだそう。まさかコイツはドラケンが好きなのだろうか。お揃いのリングでも買ったのだろうか。考えるだけで胸がぎゅっとなる。聞けねえよ。

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