第3章 スクールライフ
side三ツ谷
『ど…どうかな…?』
俺の選んだ青いドレスに身を包んだ東堂がカーテンを開けて不安そうな顔を向けている。正直すっげえ似合ってる。くそ可愛い。というか綺麗。でもそんな事より、ドレスから零れそうなおっぱいに目がいってしまう。中学男児にこれは視覚的にきつい。えろい。
『た、たかちゃん?やっぱり釣り合ってないよね…。ごめんね。すぐ着替えるから。』
その声で我に返った
「………あ、わりぃ。すげえ似合ってる。」
本心だった。ほんとに似合っている。胸のところだってプリーツを少し外して縫い直せば綺麗に着れるだろうし。 問題ない。
『う…そ。ドレスが綺麗すぎないかな…?』
そんなことねえ。すげえ似合ってるって。
「けど…いや、いいや。すげえ似合ってるよ。」
胸のことを言おうかと思ったけどさすがにデリカシーが無いと思ったので言うのを辞めた。
『やっぱ変だよね。着替えるね。』
ちげえ、そうじゃねえんだ。ああもうどうにでもなれ。
「あ、いや、そうじゃなくて…。その…すげえ言いづらいんだけどさ…胸のとこが…ちょいキツそうだな…って思っただけだ。いや、でもそんくらいなら俺がなおせるし言いずれえしいいかなって。気ぃ悪くしたらごめんな。」
はあ…わりい…男はやっぱ気になっちまうんだよ東堂…。