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東京卍會のお姫様

第11章 ブルーデイジー


side夢主

『じゃあ、私たちも帰ろうか。圭介くん』

蘭ちゃんと竜ちゃんから離れて圭介くんの隣に移動した。

「じゃ、またな灰谷ー」
『またね蘭ちゃん!竜ちゃん!』

「「うん、また来るね」」

また来ると言って背中を向けて歩いていった2人を見送り私も圭介くんと歩き出した。サッと私の手を握って…まるで出会った日みたい。泣いていた私の手を引いて皆のとこに連れてってくれた圭介くん。懐かしいな。

『んふふっ』

「ん?何笑ってんだ?」

『圭介くんと手繋いで2人で歩くの久しぶりだなって思って』

圭介くんはあの頃より背が伸びて手も大きくなった。どんどんかっこよくなっていくなあ。

「たまには…どうかなー?つって。」

『たまにじゃなくてもいいのに
圭介くんとこうやって歩くの好きだよ?
出会った日を思い出す。私を皆のとこに連れてってくれた圭介くんカッコよかったなあ。』

「な…っにいってんだよ」

ほんとにたまにじゃなくていい。
あの日私を見つけてくれて皆と出会わせてくれた。
少し前を歩いてた圭介くんの背中が何故が大きく見えて安心したの。こうやって手を取って一緒に歩いて…幸せだな。

『ふふ、圭介くん大好きよ』

ほんとにほんとに大好きだよ。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈・┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

『送ってくれてありがとうっ』

「ああ、うん」

『圭介くん?』

繋いだ手を離すどころかギュッと強く握っている。

「東堂…っ。
まだ一緒にいたい…。」

そう言ってふわっと私を包み込んだ。

『…圭介くん?
あの…泊まっていく?』

「ん…。いいのか?」

『もちろんだよ。
明日学校ないしさ集会一緒にいこうか』

明日は祝日で学校は無かったはず。
その代わりに定期集会があったから圭介くんと一緒にいこう。

「そうする…。」

さっきまで普通に話して普通に歩いて…急にどうしたんだろう。
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