• テキストサイズ

東京卍會のお姫様

第11章 ブルーデイジー


side場地

このメンツでケーキ食ってるてどーなの?

視線を感じて隣を見ると東堂が俺のタルトを見てた。

『ねね、圭介くんそれなーに』

「俺今日いちごタルトにした
…なんだよ、食いたいの?」

俺が違うものを頼むといつも1口食べたがるから
今日もわざと違うケーキした。

『…ん。』

食いたいんだな…可愛いやつ。

「ったく…口開けろ。
ほら…、あーん」

『あーん…おいし…っ
圭介くんありがとう!
チーズケーキあげる!あーん!』

「あーん。やっばうめえ!」

1口あげると代わりに自分のも必ずくれるからニヤけそうになる。

『竜ちゃん…っ』

「あ…ん?」

おい竜胆のも狙ってんの?

「えっと…くう?」

『いいのっ!』

「あ、あーん…っ」

俺以外とそんなことすんの見たくねえよ…

『あーん。うわ!美味しい!
竜ちゃんありがとうっ!
次来たらガトーショコラにしよ!』

「東堂…口についてんぞ」

『うそ…竜ちゃんとって』

ゆっくり手を伸ばした竜胆が東堂の口の横に着いたケーキの欠片を指でとってそれをペロッと舐めた。あまりに自然なやり取りに胸が痛くなる。初めてじゃねえんだって見せつけられたみたいで気づいたら竜胆を睨んでつっかかってた。

『ありがと竜ちゃんっ』

「おい竜胆テメェ東堂に触んじゃねえよ」

『は?お前のじゃねえだろ黙れよ』

…。言い返せないのが悔しい。けど…っ

「「なんでこんな奴と友達なんだよ東堂っ!」」

『2人とも一緒に同じこと言うなんて
仲良しすぎる!』

「「仲良くなんかねえ!」」

『また被ったー!』

「東堂ちゃんの紹介したい友達って場地だけじゃないよね?もしかしてこれから俺たちに紹介しようとしてくれる人達全員東卍だったりする?」

「おい兄ちゃん東堂はグレてねんだから東卍自体とつるんでるこたァねえだろ」

まあ確かに不自然な組み合わせだよな…。

『うんそーだよっ』

「え、東堂?」

『だから、そうだってば!
私が蘭ちゃんと竜ちゃんに紹介したい人達は東卍の皆だよ!』

「え、え、東堂どうして?」

『どーしてって…お友達だからだよ?』

驚く灰谷をよそにキョトンとしている東堂

俺もお前らの関係気になんだけど…?
/ 179ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp