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東京リベンジャーズ 卍 短・中編

第1章 君を手に入れるまで、あと少し ((千冬



「今までありがとうございました。大好きでした。別れてください。」

場地さんの目の前につくと、深く深く腰を折り曲げて別れを告げた。

「「!!??」」

俺と場地さんは驚いて目を見開き、を見つめる。
そっと顔を上げて場地さんの目をしっかり見ているは冗談やウソ、ごまかしで言っているわけではないことは一目瞭然だった。

「正直いうと、まだ圭介のこと好きかもしれない。…けど、それ以上に、これから先圭介と一緒に歩んでいける自信がないの。」

「なん…で」

「圭介は、私が不良に絡まれたこと知ってる?」

「は?」

「知らないよね。だって、圭介は別の子の相談に乗るって言ってた。」
「じゃぁ、私が持ってる悩み、一つでも詳しく知ってることある?」

「…いや」

「だよね。だって、圭介は私が話し聞いてって言うとあとでなって言うもん。じゃぁ…」

「そんなとき、一緒に居てくれた人は誰でしょうか?」

場地の彼女らしいぜって、3人の不良に絡まれていた
テストの点数さがっちゃったって言ってた
場地さんの誕生日何あげようか迷ってた
デートコース決めなきゃって毎回悩んでた
場地さんに私を見てほしいって泣いてた
他にもたくさん…俺は知ってる…。

最期に問いかけたからの質問に答えられず、場地さんは舌打ちをして地面を見つめた

「答えはね、千冬だよ。場地さんの大切な人が傷ついたら、場地さんが傷つくから。俺が守るからって。」
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