第5章 ☆これも悪くない。((千冬
「…なんでも?」
「うん!」
私の言葉を聞いて、千冬は飲んでいたペットボトル飲料をテーブルにおいてベットに座った。
「俺、手ケガしたから抜けないんだよね。」
「…はい?」
「さん、シて?」
すでに私を見る千冬の目は獣のようで“逃がさない”そう言っているみたいだった。
あれ、この子本当にケガしてるんだよね?
「さん、早く。」
いつものかわいい笑顔とは真逆の、大人っぽい顔つき。
それに酔ってしまう私も私なんだろうな…。
私は、千冬のベルトに手をかけて外していく。
千冬が腰を浮かせてくれている間にズボン、そして下着の順に脱がせていくと、すでに期待して大きくなり始めているモノが目に入った。
「っ…、ちふゆ…、ほんとにするの?ケガしてるのに?」
「コレ見てそんなこと言うなんて…さん、ひどくないっスか⋯?」
しゅん、と耳が垂れた犬のようだ。
私は意を決して千冬のソレを口に含んだ。
「ん…、さんっ…」
ゆっくり裏筋に舌を這わせると、千冬の身体がぴくっと反応してくれる。
それが嬉しくて、少しずつ刺激を与えていく。