第2章 忘れっぽい彼の忘れられない人
いつの間にか指を二本に増やし
同じ所を執拗に擦ると
声にならない声を上げ、身体中が快感に打ち震えた
達した反動からか、珍しく全集中の呼吸が乱れるみずきの恍惚な表情に思わず見惚れながら、無一郎は自分の限界を感じる
「…そろそろ入ってもいいよね?」
己の熱を片手で掴み、秘部に宛がう
みずきはその熱さにそれを見てしまうと
『…そんな大きいの、入りません、よ』
怖じ気付いてしまった
「大丈夫だよ。指二本入ったし、ちゃんと達したし、結構ほぐしたから」
宛がう手に少し力を入れ
「入れるよ」
言うや否や、誰も知らない場所に熱を割り入れていく
先が入ると
『…い、痛っ…ん~…っ!はぁ…はぁ…』
呼吸を使い、痛みを逃がしながら耐える
「…ん、凄く狭いね、はぁ…」
ゆっくり奥を目掛け、進めていくと
狭いだけじゃない壁に触れる
「…痛いだろうけど、我慢してね」
そして、一気に壁を突き破り最奥へ突き入れた
あまりの衝撃にみずきは涙を流しながら一瞬、気を失いかける
「大丈夫?…全部入ったから、慣れるまでこうしてようね」
無一郎は繋がれた喜びを感じながらも痛そうなみずきに
身体を密着させながら、掻き抱くようにして落ち着くのを待つ
最初は乱れていた呼吸も徐々に落ち着き、涙も止まった
『…だいぶ、痛みが治まってきました。無一郎を感じられて幸せ、です…』
甘い色香を漂わせながらも可愛い笑顔を向けるみずきに無一郎は釘付けになり
「…大丈夫そうだから、そろそろ動くね」
腰を動かしながら、回すようにしたり打ち付けるように挿抜をする
『…あ、あぁ、っ!やぁんっ…』
少し甘みのある声になり、それを聞きながら無一郎はどんどん余裕がなくなる
「…みずき、可愛いっ…くっ…もう、出そうっ」
それを合図に腰が早くなる
指で見つけた良い所を集中的に責める
『…ひぁぁぁぁんっ!』
悲鳴に近い媚声を上げながらみずきは達し
その締め付けに無一郎は慌てて抜き
太ももに大量の欲を放った
みずきは体力の限界か、そのまま意識を手放した
欲を出しきり、落ち着いた無一郎は近くにあった布で出した欲と秘部についた破瓜の血をとりあえず拭う