第12章 高貴な方の唯一無二の支え~スルタン~後編
あくまで回数を控える気はないらしい
1人しかいない妻に負担をかけたくはないがみずきは元々、普通の女性に比べれば遥かに体力がある
元護衛だけあり、俺が本気を出しても気絶する程度で済むほどだ(普通の女性なら身体が壊れるレベル)
城が出来たら、何も気にせず思い切り抱きたい
際限なく、この腕で鳴かせてみたい
ムフフ、今から楽しみだ
そんな事を考えられてるとは露知らず、深く眠るみずきだった
ーーー
そして、そこからは目まぐるしく義勇様の計画通りに事が運び
スルタンは無事に杏寿郎様に決まり、戴冠式が盛大に行われ
その式でさり気なく、義勇様が妃を娶った事も発表され国中でお祝いムード1色になった
宮殿も豪勢ではないが質素でもない、シンプルな物が建築され
義勇様らしい建物だなと出来上がってから思ったみずき
そして、何かとみずきに話しかけようとする(主に義勇様への文句や愚痴)杏寿郎様だったが
義勇様にことごとく邪魔立てされて、終いには諦めたようでした(少しだけ同情します…)
そして前編の冒頭に戻る
『あっ…あぁぁっ!義勇様ぁ…っ』
「……みずきっ…愛してる…っ」
『わた、しも…愛してます…義勇…様ぁ…っ』
毎日のように紡がれる愛の言葉と営みは王家には珍しいが
義勇様とみずきにとっては唯一無二の《魂の片割れ》に捧ぐ日常
いつ、二人が子宝に恵まれるのか
スルタン杏寿郎様は今後、妻達とどうなるのか
〜それは想像するみずき様、次第〜
ーーー後書きという名の懺悔ーーー
まず、完結まで大変長らくお待たせした事を深くお詫び申し上げますm(_ _)m
そして、待ってもらった割に自分の語彙力(表現力)が作品に対して圧倒的に足りてなかったように思えてなりません。
それでも読んで頂けたなら幸いです。
誤字脱字や修正は今後、改めてちょこちょこやります。
もしご興味があれば、他の方々のコラボ作品や本家のおるは様のスルタンもぜひぜひお読み下さいませ!(そちらから読みに来て下さった方、感謝です)
最後までお付き合い頂きまして、誠にありがとうございましたm(_ _)m