第2章 忘れっぽい彼の忘れられない人
「ダメ、みずきは今から僕の女になるんだよ?寧ろ、僕だけは全部見てもいいでしょ?」
上目遣いをしながら、窺うように覗かれ
『…~、分かりましたからっ…』
思わず横にプイと向きながら答えると
気に入らなかったのか、耳を甘噛みされる
「そんな可愛くない態度とるならこうするね」
そのまま、尖らせた舌を耳の中に入れられ、わざとクチュクチュと音をたてながら犯された
『…あっ、うぅん、…やぁぁんっ!』
「こうされると気持ち良いの?」
聞きながら、耳の縁を舌がなぞりまた中をねっとり舐め上げる
『…気持ち、いぃ…あんっ』
「これ、癖になりそう」
しばらく耳を弄ばれた後
胸をやんわり揉まれながら、中央に寄せられる
主張する飾りに吸い寄せられるように無一郎が顔を近付け、可愛らしくペロッと舌を出す
「これ、舐めていい?」
『…恥ずかしいから、聞かないで下さい…』
「聞かないと分からないでしょ?そんな事言うなら僕の好きにしちゃうよ?」
ダメって言っても好きにするくせにと心で思うみずきに返事は聞かず
そのまま勢い良く飾りを舐め回す
媚声が漏れるみずきの顔を無一郎は食い入るように見つめる
普段は真面目だけど優しさがある柔らかな笑顔のみずきが僕の愛撫で乱れ
艶のある、その表情に何とも言えない満足感が溢れる
「…下も触るね」
片方の手が胸からお腹を伝い、局部に伸びる
無一郎の指が花弁に触れると
クチュリと湿った音がする
『やぁぁんっ、あぁっ…』
「濡れてるね。耳と胸、舐めただけなのに」
みずきの表情が羞恥にまみれる
「これだけ濡れてたら、指入るかな?」
秘部を数度、なぞり愛液を指に塗り付けると一本入れてみる
『…ひっ…ん~っ…』
指一本だけだが、初めて受け入れるそれは圧迫感があり、苦しい
「…良かった、初めてだね」
呟きながらこっそり安堵する
何とか指が奥まで入ったので探るように挿抜を繰り返す
何度か擦るうちにぷくっとした部分を見つけ、そこを刺激するようになぞると
『ひゃぁぁぁんっ』
大きな媚声が寝室に響き
「ここがいいの?」
聞きながら、確認するように何度もなぞる
『…何か、変ですっ、あ、あぁんっ』
「変じゃなくて気持ち良い、でしょ?達して楽になりなよ」