第10章 少ない口数が増える理由は?
それを感じ取り
「足りないか?…どうしてほしい?」
少しだけ腰を揺すりながら、問う
正直、もう限界…っ
普通に最後までしてほしい…
『…もう、やぁ…意地悪しないでぇ…っ』
瞳から涙を溢し、懇願する
少しやり過ぎたかと思うも普段、真面目で痛みに強く明るいみずきが泣く姿が新鮮で妙な背徳感を感じた
俺の中にこんな醜い感情があるとは…
もっと泣かせてみたいという自分と
いい加減に優しくしてやれという自分がいる
そんな事を考えていると
『…義勇、さん?……まだ、怒ってる?』
伺うように小首を傾げるみずきに思わず
「……意地悪と言われたからな、期待に応えようかと」
浅いところでずっと揺すられ、そのあまりのもどかしさにおかしくなりそうになると
『…んんっ…はぁ…やぁ…もう、ちゃんと動いてぇ…っ!』
痺れを切らし、自分の足を義勇の腰に絡ませ深くまで受け入れると仰け反りながら
『あぁぁぁんっ!』
一際大きな媚声を響かせた
中の締め付けが凄く、達しそうになり慌てて呼吸で踏み止まると
「…ふ…っ…自ら俺を深くまで受け入れ、達したのか?…いやらしいな、みずき」
義勇は自分のペースに持っていこうと性急に腰を激しく動かし最奥を突く
「1番いい所を、突いてやる…っ」
達したばかりのみずきはあまりの快感に悲鳴に近い媚声をあげ、義勇にしがみつく
『いやぁぁんっ…ダメェェッ…!』
義勇は付き合いたての若人のように腰を打ち付けるとみずきは連続で潮を吹きながら達した
「…くっ…このまま、出すぞ…」
その収縮に耐えきれず、許可が出る前に中で果てる
ドクドクと中で脈を打つモノにみずきがピクリとしながらも
蕩けて頭が働かないのをいい事に
「…まだ足りない、このまま続けるぞ」
義勇は抜かずに立て続けに責めた
みずきの中が義勇の出した白濁でいっぱいになり溢れ出て、意識を手放すまで収まらなかった
ひとしきり、出しきり落ち着くと
みずきがグッタリとして、気を失ってるその姿に血の気が引いた
やってしまった…
確かにやきもきしてはいたが、これは明らかにやりすぎだ
まずい、…嫌われたくは、ない
「……とりあえず、湯で身体を清めてやるか」