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目眩く一時 ~刹那の情事~

第10章 少ない口数が増える理由は?




その予感は当たる事になる



半刻程、時間をかけて全身くまなく舐め回され

乳バンドとズロースがビチョビチョになり使い物にならなくなるまでグズグズにされてしまった

お陰で何度も達してしまい、その度に

「軽く舐めただけで、果てるな。…ずっと、こうされたかったのか?」

と耳許で囁き、楽しげに責める言葉や舌や指を止める事はなく

濡れて張り付いていた下着を剥ぎ取り、ポイと枕元に投げ捨てる頃には

義勇の囁く言葉1つで甘美な快感を享受するまでになり

肩で息をする姿に

「…俺はまだ、入れていないんだがな」

意地悪く囁きながらも

感じきってるみずきの蕩けた表情に満足げだ

徐に指を中に入れると

「いつもより濡れているな。…慣らさずともすぐにでも入りそうだ」

色っぽく濡れた指を舐めながら

「これで少しは分かったか?俺が今までどれ程、手加減していたか…」

『…んっ、ごめん…なさい。義勇さんは、いつもあっさりしてたから…興味がないのかと』

「……何故、そうなる?興味がない男など、いない」

『…そうなんですか?』

「察せ、俺はかなり我慢していた。…だが、それで誤解を与えていたのは俺も悪かった。だから、今日からは我慢しない。…最後まで付き合ってもらう」

覚悟するといい、と言われ

それまで結ばれていた髪をほどく、その仕草に

甘い痺れが背筋に走り、ゾクリとした

『お手柔らかに、お願い「だめだ、今夜は譲らない」

最後まで言わせてもらえず

義勇の熱い滾りが蜜口に突き入れられた


いきなり最奥まで貫かれ

今まで感じた事のない脅迫じみた快感に仰け反り、勢いよく潮を吹いた


…何、これっ?

頭も身体も痺れる…

気持ち良すぎて訳が分からない…

今まで義勇さんが入ってきた時、こんなに感じた事ない

何で、今日はこんな…っ…?



産まれて初めての感覚に戸惑いながらも必死に受け入れようと

それまで少し止まってた呼吸を再開した

『…はぁ…ふ…んぁぁっ…』

その様子を見ながら

「ふ、入れただけで…潮が出たな。焦らされるのが好きなのか?」

ニヤリと加虐的な笑みを浮かべる

『…んんんっ、違うぅ…いつもより、たくさん触られたから…敏感なの…っ!』

入れたまま、動かさずにいる義勇に

みずきは中を疼かせながら答えた




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