第10章 少ない口数が増える理由は?
「…まだ、バテるには早い」
横抱きに抱えられ、寝室に直行する
スパンと障子を閉めると
口吸いをしながら、着物の帯を解かれ襦袢も剥がされ乱雑に投げられた
すると
「…何だ、これは?サラシでは、ないな…」
動きやすいからと胡蝶さんに勧められ
着け始めたら、手放せなくなった乳バンドと揃いのズロースだ
可愛いレースが着いたお気に入りだ
『…胡蝶さんに勧められて着けた、乳バンドとズロースです』
「初めて見るな。…何故、今日着けていた?」
『…最近、ずっとこれでした。義勇さんと、会えてなかっただけです』
何とも言えない表情になる義勇
この表情の時、いつも以上に何考えてるか分からない…
興味があるのか、食い入るように見ると
「今日は不快な気持ちにさせられた…。いつもは手加減していたが…今日は、しない」
徐に乳バンドの上から噛みつくように飾りを吸われた
『あぁぁっ…!』
いきなりだった為、大きな媚声が漏れると
少し気を善くしたのか、口端を上げ
「乳バンドとやらの上から吸われても感じるのか?…いやらしいな」
これなら、手加減や遠慮は必要なかったなとボソリと呟くと
今度はズロースの上から性急に秘所を撫で上げられた
少し湿り気を指に感じ、撫でる指をグリグリさせると
『……あんっ…やぁ…』
と力なく喘ぐ
「まだ、あまり触れていないのに濡れているな」
くちゅりとわざと音をさせながら、擦られる
『…やぁ…ん、意地悪…』
「このくらいでそう思うのなら、これからする事は…耐えられないと思うが?」
2本の指でズロースの上から花弁を開くようにされ
ぬちゅりと音が響き、耳を犯す
『あ、待って…脱がして…』
「今日は、俺のしたいようにする。否は、聞かない」
いつになく、強引な義勇に下腹部が疼くような感覚を覚えた
なんか、今日はいつもと違う
義勇さんも違うけど、何だか私も違う
…今まで知らなかった、【何か】を教えられそうな気がする