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社畜女 番外編 ≪ONE PIECE≫

第6章 2度目の貴方のBirthday(第31章以降)



椿姫はとりあえず朝に言っていた、"前々から考えていた企画のPR"作成に取り掛かる。

1ヶ月に1度行われる会議でのプレゼンのため、パワーポイントやワード、エクセル等をフルで活用し、資料を作成する。

そんなを椿姫しり目に自身も仕事を始めるカタクリだったが、自身の執務室でまさか丸1日椿姫が同じ空間で目の前にいる事を夢のように感じ、少し心が満たされていた。

カ「(あぁ、何と言う事だ。

今日丸1日椿姫と共にいれるというのは。
いつもは椿姫が同じ建物内で仕事であっても、フロアが違うから会うことなんてメリエンダの時か会議の時ぐらいだ。

それが今すぐ目の前にいる。

普段ならできない事だが・・・誕生日だからか?

これが毎日なら良いのに・・・
そうだ!それなら椿姫を秘書にするか?
椿姫なら資格がなくてもすぐに相応の対応をしてくれるだろう。

そうだ、それが良い!!

・・・・・・だがしかし、それだと椿姫の気持ちややる気を潰しかねない。
そういうことはしたくない。

それに、仮にもし秘書でも良いとしたとして、仕事でもプライベートでも常に一緒にいることになったら、俺はこの上ことない程嬉しいが、もし椿姫が"一緒にいすぎて辛い"や"飽きた"、"一度離れたい"、"しばらく会わないようにしよう"など言われてしまった日には・・・俺はショックで立ち直れないかもしれない・・・

それなら、今の距離感の方が良いのか?
これがベストなのだろうか?)」

と、椿姫との関係にいろいろ悩みだしたカタクリ。
そして最終的には、

カ「(くそっ、いろいろ気になりすぎて、仕事に手が付かねぇ。)」

そんな思考回路になっていたのだった。
カタクリの場合はそんな思考になっていても、長年培われた経験からか、いつも通り仕事をこなしていた。

そのため、椿姫はカタクリのそんな思考を知る由もなかった。



そこから数時間後―――。


椿姫の資料作成が全て終わり、メールやメインドーナツの社員用ホームページ上にある連絡事項等を確認して、一息つきソファーに倒れ込み脱力する。

カ「・・・終わったのか?」

『はい。何とか出来ました。』

時刻は昼前になっていた。

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