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陽の沈む夜に。

第1章 The Phantom Menace



水中で目を開ければすぐに目の前は綺麗な水中都市が広がっていて、エキドナは思わず感嘆を漏らす。
ジェダイとして数多くの綺麗な風景を目にしてきたが、やはり綺麗なものには慣れない。
目の前にはガラス玉のような部屋が無数に広がり、綺麗な明かりが沢山ついていた。

入り口のようなところからジェル状の壁を通ると、通常呼吸ができるようになった。

「やっぱり我が家はいい!」

「オーミーゴサ。」
「ハタハタ。」

びしょびしょの服を正す3人と、大声で羽を伸ばすジャージャーに周囲の目線は痛いほど集まる。

「おいお前。止まれ!」

「お久しぶり、ターパルス隊長。おいら戻ったよ!」

厳しそうなグンガがこちらを見下ろす。

「またか、ジャージャー。ボスのところへ行け。今度は大目玉を食らうぞ。」

「ううう。シドいわ。」

ジャージャーは手錠をかけられ連行される。そんな様子を見ながら3人は何も言わずに後を着いていった。


ジェダイ評議会の様に重鎮そうなぶくぶくと太った生命体がズラっとエキドナ達を囲む。
グンガ。ナブーの水中都市に拠点を置いていて、あまり友好的ではない。ナブーと互いに不可侵な関係である。

「この交渉は成立するのでしょうか?」

「貴方の師匠の得意技が通用すれば、簡単な話だと思う。」

なんとも生臭いこの部屋の匂いに鼻をつまみたくなるエキドナは、そんな気持ちを抑えながらクワイガンの後ろでこそこそオビワンと話す。
ボスナスと名乗るぶよぶよと肥大している生物は涎を垂らしながらそんな一行に問いかけた。

「チッチッチッチッ!お前たちは招かざる客だ。機械の軍隊が新たな戦いを仕掛けてくる。」

「ドロイド軍はナブーを攻撃するつもりです。彼らに警告しなければなりません。」

 クワイガンが得意とする話術で交渉を始める。

「ナブーは好かん。チッチッチッチッチッ。ナブーのやつらは自分たちが利口だと思っている。やつらは頭脳がでかいと考えておるのだ。」

「あのドロイドたちが地上を支配すれば、次は貴方方を支配するでしょう。」

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