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陽の沈む夜に。

第17章 The Clone Wars.10



「エキドナ…。」

ドアが閉まると同時に、適切に保たれた距離はゼロになる。
ぎゅーっと、しかしオビワンは彼女の背中をいたわって背中を避けるように、抱きしめた。

「傷を見せてくれ、」

「え、そんな汚いよ。」

勿論のこと断るが、どうにもオビワンの圧に耐えられなくなると仕方なく上の着物のように重ねられた服を緩めた。
そして現れた痛々しい鞭のあざや傷口にオビワンは、眉をひそめて心底悲しそうな顔をした。

「変わってやれなかった。すまなかった。」

「そんないいんだって、仕方ないよ。」

後ろから肩を撫で、オビワンはエキドナの背中の傷口に優しくキスをした。
辱めを受けるかもしれなかったあの時、オビワンは生きた心地がしなかった。
もしそうなればどうしたらいいのか。オビワンが動けば植民者は皆死んでいた。彼のジェダイとしてか男としてかのどちらの任務を優先すべきなのか、そればかり頭に浮かんでいた。

「オビワンが居なかったら心細かったけど、一緒に捕まってたから。」

そう言いながら服を治すエキドナが愛おしくて、オビワンは彼女の唇にキスをした。
それから2人は大量の報告書に取り掛かり、一日を口づけや抱擁しながら過ごし、翌日は仲よくデックスのところへ遊びに行った。
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