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陽の沈む夜に。

第1章 The Phantom Menace



「わしはそうは思わん。やつらはわしらの存在を知らん。」

物凄い自信たっぷりに答えるボスナスに対しエキドナは生臭いこの都市を早く立ち去りたく思い、クワイガンより前に出た。

「あなたがたとナブーは共生関係にあります。どちらか片方に起こったことは他方にも影響を及ぼすのです。このことをご理解ください。」

「ナブーのことなど知ったことか。」

ボスナスが物凄い量の涎を吹き飛ばしながら反論する。
自分らが生息している惑星がどうなっても良いと言っており、エキドナはその態度に呆れた。
「こいつだっる」と言いかけたのはエキドナだけの秘密だ。

「では、早急にお暇させて頂きたく思います。」

「とっとと出て行ってくれ。」

「乗り物を使わせていただきたいな。」

「ボンゴをくれてやろう。ナブーへ向かう最速の手段は惑星のコアを通っていくことだ。」

「助力を感謝いたします。我々は退散します。」

 3人はボンゴ?と頭に疑問符を浮かべたが、これ以上の交渉も無駄であるため乗り物であると信じ、礼をした。

「マスター、ボンゴとは何ですか?」

「乗り物だとよいが。」

 クワイガンは頭をかいて唸る。星の核を通るということは命がけであり、乗れるような代物を渡してくれるかどうかもわからない。
ジャージャーは重い顔つきでこちらを見る。処罰されるからであろう。
エキドナは、処罰を覚悟し、自分らを連れてきてくれたジャージャーを見殺しにするのはジェダイの掟に反すると思い、ボスナスにもう一度問いかけた。

「惑星のコアまで連れて行ってくれる案内人が必要です。ジャージャーはここでどうなるのですか?」

「こやつは即刻処罰される。」

「彼(クワイガン)はジャージャーの命を救いました。ジャージャーは彼に命の借りがあります。」

クワイガンはエキドナの考えを読み取り、ボスナスの顔をじっと見つめる。

「ビンクス、お前はこいつらに命を救われたのか?」

「へっ、へい」

「ついて行け!」

ジャージャーの返事に対しボスナスは気に入らず、怒りのような顔つきを見せ、涎を吹き飛ばした。

「冗談じゃないよ。コアで死ぬよりここで死んだほうがマシ。神様!おいらが何をしたのよ?」

エキドナとオビワンがジャージャーを掴み、連れて行くとジャージャーは騒ぎながらこちらへついてきた。

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