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陽の沈む夜に。

第4章 Attack of the Clones.2



オビワンは眉間のしわを増やして、パダワンの行方を呆れながら案じる。
通信が切れたことを確認すると、エキドナはオビワンに忘れかけていた偵察の結果を問うた。

「そういえば、偵察の結果は?」

「最悪だ。」

「最悪なら二回聞きたくないな。報告初めて。」

エキドナはR10に準備させると、オビワンの横に服装を正して並ぶ。
録画が始まると、オビワンはつらつらと上手に簡潔に報告を始める。
オビワンの報告と交渉のうまさは、エキドナも尊敬していた。エキドナはどちらかというと毒を吐くのが上手いからだ。

「賞金稼ぎのジャンゴ・フェットを追ってジオノーシスのドロイド工場へたどり着きました。
通商連合がここでドロイド軍を調達するつもりです。
アミダラ議員暗殺未遂の背後にガンレイ総督がいることも判明しました。コマース・ギルドと企業同盟もそれぞれのドロイドをドゥークー伯爵に提供す…。」

最悪すぎる報告に集中していて、まったく気が付かなかったエキドナは一瞬のフォースの乱れにライトセイバーを起動する。

「オビワン待ってまずい!」

しかし、彼女らの反応は遅かったようで、周りには20は裕に超えているドロイドディカがデュアルブラスターを構えていた。
人質にするのが目的らしいドロイドたちは、ゆっくりと打ってくる。
エキドナは切りかかりたいところではあったが、そのことを察しておとなしくブラスターを跳ね返しては、寄ってきたドロイドのみ倒す。

「最悪な報告に最悪な展開ね。」

「あぁ。最悪だ。」

2人で背中を任せて粘ってみるが、ドロイド工場なだけあって減らない。
不可能を悟った2人は、大人しく降参すると手錠をはめられる。そして、スタンガンを打たれるとすぐに意識を手放した。

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