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陽の沈む夜に。

第4章 Attack of the Clones.2



「向こうに不自然なほど連合の船が集まっているぞ。」

「もうヌートガンレイには会いたくないんだけど。」

「あいつ絡みの任務は面倒を必ず起こすからな。」

「顔覚えられてるんだからね!!」

エキドナは怒って小言を言いながらファイターを進める。

「そう怒るな。」

「3か月監査を頼まれた時は、ジェダイ辞めようかと思ったくらい。」

「ガンレイとの密着3か月のマスターエキドナの話はもう聞き飽きたぞ?」

そう。エキドナは不振行動が見られたヌートガンレイを3か月監査して、何も起こさなければ逮捕しないという任務を受けたことがある。
常にヌートガンレイを監視しなければならず、風呂も食事も、寝る間も監視したのだ。
数時間前聖堂で逢ったパディアという女性ジェダイと共に任務にあたっていて、交代で見張っていたわけだが、彼女はそれからずっと「自分史上最悪の任務」と名付け、それが塗り替えられたことはなかった。

「次同じ任務が来たらジェダイやめる。」

「それは困るな。」

ファイターを出て積んでおいた替えのローブ着替えるエキドナにオビワンは近寄っていく。

エキドナもそんなオビワンを見て近寄ると、最後は駆け寄ってぎゅっと抱きしめ合う。
少し暑いジオノーシス。汗が臭わないか心配ではあったが、お構いなしに2人は心行くまでハグをして、最後に触れるだけのキスをした。

大好きなオビワンの匂いが、エキドナを支配して離さない。
自然と緩む頬が緩み切って戻らなかった。

「偵察に行かなくてはな。」

「私はオビワンが壊したところ修理したほうがいい?」

「私が壊したんじゃない。そのほうがよさそうだな。あまり遠くまではいかないようにしよう。」

「分かった。」

エキドナはR4の頭を撫でて修理に取り掛かる。そんなエキドナにオビワンは近づくと、エキドナにもう一度触れるだけのキスをして去っていった。

「R4、R10、今のは見なかったことにして。」

自然に上がってしまう口角を、無理やり戻しながらもドロイドたちにそういうと、船尾の真っ黒に焦げたブラスターの跡のある蓋を開けた。

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