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陽の沈む夜に。

第4章 Attack of the Clones.2



いきなりの通信で驚いたエキドナは、緩み切った頬を引き締めてジェダイの顔つきに戻る。

「R10、評議会に通信して。」

電波受信器を出して、通信を図ると、すぐに評議会へ連絡がつく。
ヨーダとメイスの顔が見えるようになると、エキドナは状況説明を始めた。

「マスター諸氏。私達はカミーノの首相ラマ・スーとの接触に成功しました。彼らはジャンゴフェットという賞金稼ぎを使ってクローンの軍隊を製造しています。この賞金稼ぎが我々の探している暗殺者であることに間違いありません。

「オビワンはどうした。」

「ジャンゴが何者かを確かめに行きました。その間にマスター諸氏にご連絡を差し上げている次第です。」

「そうか。そのクローン職人たちもアミダラ議員の暗殺計画に関わっているのか?」

「いえ。彼らには動機がありません。」

「決めて掛かってはならぬぞ、エキドナ。心を研ぎ澄まさねば、この計画の背後にいる真の黒幕を突き止めることはできん。」

「はい、マスター。」

確かに表面上で判断していたことに、エキドナは反省する。

「彼らが言うには、マスターサイフォディアスが10年ほど前に元老院の要請でクローン軍を発注したとのことです。
時間軸としてはすでにその時には彼は評議会での権限を失い、死んだと考えられるのですが、評議会がクローン軍の製造を許可したのですか?」

「いや。発注したのが誰であれ、ジェダイ評議会がそのような許可を与えたことはない。」

「その男をここへ連れてくるのじゃ。」

「はい、マスター。彼を捕らえ次第また報告します。」

通信を切ると、ますます雲行きの怪しくなってきた事態に寒気が戻ってくる。エキドナは少し暖房を強めると、オビワンへ通信した。

「オビワン?」

「あぁエキドナ、まずいことになった。」

「え?評議会が彼を捕まえてほしいっていってるんだけど…。」

オビワンの通信の後ろからはブラスターの音が聞こえる。
おおむね、ジャンゴとやり合っているのだろう。

「…私の手伝いが必要?」

「あぁ。私だけじゃ、あっ…。」

オビワンがジョークを返そうとしたとき、あちらからの通信が途絶える。どうやら「お手伝い」が必要なようだ。

「まったく。」

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