第4章 Attack of the Clones.2

「なんと…それはお気の毒なことです。しかし、ご依頼で作成した軍隊にはきっと満足していただけるものと確信しております。」

「軍隊ですと？」

「ええ、クローンの軍隊です。これまでに我々が製造した中でも最高傑作であると断言いたします。」

2人にとっては聞いたこともない話をつらつらを話される。クローンは自分らのために作られていて、ジェダイが発注したということだけは理解が出来た。

「首相、マスターがその軍隊について最初にお話したとき、用途についてあなたにお伝えしましたか？」

「もちろんです。この軍隊は共和国のものだと。直接その目で製品の完成度をご確認されるといいでしょう。」

「ええ、それが訪問の目的です。」

実際にご覧になってくださいと、先ほどの部屋から少し歩くと、不気味なくらいに無音の空間から解放されたように、人々の話す声が聞こえてくる。

「すばらしい。」

「ご満足していただけると思っていました。クローンには想像力があります。ドロイドなどとは比較にならないこともお分かりでしょう。戦闘教育と訓練プログラムの充実にも自信を持っています。このグループは製造から5年目の製品です。」

「成長を加速させているのですか？」

エキドナは自己紹介を除いて初めて口を開く。
目の前にいるのは同じ顔の5歳とは思えない背格好の子供たちだからである。

「ええ、必要不可欠な要素です。そうしなければ成熟したクローンを作るのに一生分の時間が掛かってしまいますから。しかし、我々は半分の時間でそれを可能にしています。」

「なるほど。」

「彼らは完璧な従順さで疑問を抱かずに命令に従います。遺伝子構造に手を加え、オリジナルホストの持っていた自主性を低く抑えているのです。」

「オリジナルホストは誰なんですか？」

「ジャンゴ・フェットという賞金稼ぎです。」

「その賞金稼ぎは今どこにいるのですか？」