第3章 Attack of the Clones
2人はフォースを張り巡らせ、目標の場所を探る。
ライトセーバーに手を添えると、目標が真後ろまで迫っているのを感じた。
「私がやろう。」
「了解。」
そしてその瞬間、オビワンはセーバーを起動させて振り返ると、すぐに刺客の腕を切り落とした。
「騒がなくていい。ジェダイの仕事だ。飲みなおしてくれ。」
刺客の痛みに苦しむ声に。周りはざわざわとざわめき始める。近くまで寄っていたアナキンが、客たちにはそう伝えた。
「外に。」
エキドナの指示で、オビワンとアナキンが刺客を引きずり出すと、エキドナも一緒に刺客のブラスターをもって出た。
「誰を殺そうとしたか分かっているか?」
「ナブーの議員だよ。」
苦しみ喘ぐ刺客の女は、一行に口を割らない。
「誰に雇われた?」
「ただの仕事さ。」
「誰に雇われた?教えるんだ。はやく言え!」
オビワンの問いに答えない刺客に痺れを切らしたアナキンは、声を荒げる。
アナキンのその時のフォースが、パドメを襲った怒りで揺れていることをエキドナは感じ逃さなかった。
「賞金稼ぎだよ。名前は…」
名前を口にしようとしたとき、3人の間を割って何かが刺客に突き刺さる。
その元を目線でたどると、装甲に身を包んだ男が飛び去って行くのが目に映る。
「ウィー・シャーニット…スリーモー……」
途端に、変装を解かれ、朽ちるように刺客は死んでいく。
「これは毒矢だ。」
刺客の首元に刺さったままの毒矢を引き抜くと、オビワンはそうつぶやく。
「見たことない形。」
そこまで毒矢に精通しているわけでもないが、有名企業のロゴや型番表記がないことから、有名なものでないことはエキドナでも分かった。