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陽の沈む夜に。

第3章 Attack of the Clones



「ありがとう。」

すぐに出てきたショットグラスに、2人の喉はきゅっと乾く。
酒を一気に飲み干すと、喉の熱い感覚が一気に広がって目が一瞬ぼやける。

「いつから任務中にお酒を飲むようになったのかな~。」

「情報収集だ。」

そう言って微笑みあうと、オビワンはアナキンがいつ来てもばれないようにエキドナのローブの中に手を滑り込ませ、腰を抱く。
そういう行為を見ることは多々ある。女として好きな男にされたら…と憧れたことも実はある。
されることというのも、ブロスや、そのほか。数々の任務で彼女に思いを寄せた男達であり、なんのときめきも喜びもない。むしろ不快になるといってもいいほどだ。
この行為がオビワンからだというだけでこんなにも喜びを感じられることにこの上ない幸せを感じた。

オビワンの手はエキドナのローブで隠れているのをいいことに、反対側のくびれにまで到達する。

「情報収集ね。」

「あぁ。情報収集だ。」

照れ隠しにエキドナが言う皮肉が、可愛くてたまらなくて、オビワンは腰を引き寄せる。

「寄ってくれ。」

「アナキンが見てたらどうするの。」

「心配ない。」

「これデート?」

「任務だ。」

「えぇ?」

3人で飲んで、朝が来て、それからすぐに任務に当たったからだろうか。眠たさと疲れが酔いを一段と加速させた。
エキドナはこの、人が多いことをいいことにオビワンの髭を触る。口づけしたい。そう何度思ったことか。

「デススティックはいらないか?」

「デススティックなんて売るな。」

そんな官能的な空気の中を、割り込んできた男が居た。

「デススティックなんて売らないよ。」

この手のクラブには必ずいるクスリ商人だ。中毒者のようで話はおろか、目が正気でなかった。

「家に帰って人生を考え直せ。」

「家に帰って人生考え直すよ。」

オビワンがフォースを使って商人をコントロールする。
おそらく家に帰ってしまった商人を見送っていると、2人はフォースにわずかな歪みを感じる。

「ねぇ。」

「あぁ。」
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