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陽の沈む夜に。

第1章 The Phantom Menace


最初に戦った分のドロイディカの最後の一機をエキドナが真っ二つにしたところで、遠くのほうでもう何体か近づく音が聞こえて、エキドナは面倒そうに声を挙げる。

「クワイガン!増援がくるからきりが無い!」

「わかった。最短ルートはあきらめよう。」

扉を溶かすのをやめたクワイガンは、エキドナを後ろにしながらオビワンを引かせるとエアシャフト(通気口)のほうに向かう。
エキドナもそれを確認するとドロイディカの攻撃をかわしながら2人の後へ向かった。

「またマスターエキドナの嫌いなエアシャフトですね。」

「ジェダイマスターはみんな好きみたいだから困るな。」

 クワイガンを睨みながら言うとクワイガンも困り顔で笑った。

「エアシャフトじゃないと脱出ルートまでの交戦回数が多いからな。」

エキドナは、エアシャフトは埃っぽく、あまり良い匂いはしないので好きではない。
しかし、クワイガンの言うとおり脱出ルートまでの道が長くなる上交戦回数が増えるのでエアシャフトを通る他ない。
忘れてはならないのはここは敵地のど真ん中なのだ。

「プラットフォームが見えたぞ。」

クワイガンが降りると、順をおって下へと降りた。

「バトルドロイドだ。」

3人の見る先には、びっしりと並べられ、一列ずつ詰め込まれていくドロイドたち。
詰め込まれるとすぐに電源が落とされるため、進入は難しくない。

「ナブーへの侵略?」

オビワンが顔をしかめながら言う。

「小心者の通商連合にしてはやりすぎね。早めにナブーに警告したほうがいいと思う。」

「ヴァローラム最高議長にもな。ここで別れよう。別々の船に乗り込んで、現地で落ち合う。」

クワイガンとオビワンはエキドナの提案に納得し、うなづく。

「1つだけ正解でしたね、マスター。交渉はすぐに終わりましたよ。」

オビワンの言葉にふんっとエキドナが笑うと、丁度ドロイドの納品が終わった様で中のドロイドの電源が落とされる。
それを見計らうと、クワイガンを筆頭にすぐに船のほうへ行った。
一行は機敏に船に乗り込むと、すぐにプラットフォームを発った。

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