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陽の沈む夜に。

第1章 The Phantom Menace



ドアが開くと飲み物を持ったドロイドが入ってくる。
3人は受け取ると、少し匂いを嗅いでのどに流し込んだ。

「なんとなく、大きめの問題に発展する気がしなくもないなあ。」

「そうだな。大戦争に発展しなければいいが。」

終始黙っていたクワイガンがエキドナに同調したそのときだ。大きな爆発音と地鳴りが3人を揺らす。
その爆発音に3人がライトセーバーを構えると、ドロイドが驚いて飲み物を落とす。
落とした先を一行が見やると、下の通気候から異様な匂いのする白い空気が入ってきた。

「毒ガスだ。」

「ほら、話し合いする気なんてないじゃないか。」と言わんばかりに一行はセイバーを持ちながら息を止める。
毒ガスはすぐに部屋を真っ白に満たし、周りが見えなくなったが、今までの経験上こういうときは一時経つとドロイドが確認しに来る。
対ドロイド戦が一番得意なエキドナは、率先して2人の前に出る。
そして扉が開かれたときバトルドロイド特有の節々を動かす音が聞こえてきた。

「あら、ごめんあそばせ?」

「中を調べろ。」

「了解。了解。」

先にプロトコルドロイドが出ていくと、次の瞬間3人はライトセイバーを起動させてエキドナを筆頭にドロイドを倒しながら前へ進んでいく。
あらかたエキドナが片付けると、すぐにヌートガンレイの居るであろう部屋へ走る。
クワイガンが扉を溶かし始めると、エキドナとオビワンは周りを警戒した。

すると、ジェダイから言わせると一番面倒くさいドロイドである”あいつ”の近づく音がする。

「マスター!”あいつ”です!」

「それは面倒。」

エキドナは嫌そうな顔をしながらもにやりとするとライトセーバーを構え直す。

あいつとはドロイディカというドロイド。
装備がデュアル・ブラスターであるのにシールド張っていて面倒なのだ。
面倒と言っている本人、エキドナはそんなドロイディカを倒すのも楽しみの一つであるが、普通のジェダイはこれを「面倒」だというので、エキドナも言ってみた次第である。

エキドナは咄嗟に、クワイガンの背後をオビワンに守らせながら前に出て交戦した。
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