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陽の沈む夜に。

第3章 Attack of the Clones



エキドナは頭を抱えてやれやれと呆れた表情を浮かべる。
この10年。特にここ3年。アナキンは自分の実力と才能に傲慢になっていて、エキドナ達の教えを守ろうとしない。
いつもそうなのだ。依頼者の目の前で口喧嘩を始めてしまう。それをいつもなだめて謝るのがエキドナなのだ。

「おそらくあなた方がいてくださることで、この脅威を取り巻く謎も解明されることでしょう。ではよろしければ、休ませていただきます。」

オビワンとアナキンの言い合いに疲れたパドメは休むといって、そそくさと奥の寝室に戻っていってしまった。
エキドナは、またこんなことに…と頭を抱えながら、タイフォの話を半分聞いていた。

「なにはともあれ、いてくださるのはありがたいことです。すべてのフロアに警備員をおいていますので、私は階下の司令センターにいます。」

「おいら、また会えて幸せね、アニー。」

「彼女は僕のことが分からなかったよ、ジャージャー。別れて以来、僕は毎日彼女のことを考えていたのに、彼女は僕のことを完全に忘れていた。」

アナキンは不服の表情で、ジャージャーに反論する。
彼の欠点はここだ。

「喜んでたよ。おいら、彼女があんなに喜んでるのを見たのは久しぶりだよ。」

「アナキン考えてみてよ。こんなに小さかった貴方は今私の身長を裕に越えて、肩幅も前に比べたら二倍あるんじゃないかと思うくらい成長してるのわかってる?」

「そうだ。お前は否定的に考えすぎだ、アナキン。心配するな。彼女は再会を喜んでいたぞ。さて、セキュリティをチェックするぞ。」

エキドナとオビワンはいつもの方法で、良いようにアナキンを言い包めると、さっさと仕事にとりかかった。
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