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陽の沈む夜に。

第3章 Attack of the Clones



「アニー?驚いたわ、大きくなって。」

どうやらアナキンだと一瞬気づかなかったようだ。
それも無理ない。10年会っておらず、成長期直前であったアナキンは10年で良くも悪くも成長している。

「貴方も。さらに美しくなった。あ、議員として、という意味です。」

「アニー、あなたはいつもタトゥイーンにいたおチビさんよ。」

アナキンの目線に熱を感じたエキドナは、アナキンのブーツをこつんと蹴る。
少しうんざりしているアナキンの前に立ちエキドナはそのまま話をつづけた。

「議員、決して目障りにならないように警備させていただきますので、ご安心してください。」

「女王陛下の警備を担当するタイフォ隊長です。ジャミラ女王は既にあなた方の任務について報告を受けておられます。ここにいてくださって心強いです、マスターケノービ。マスターアイヴァーン。状況は議員のお考えになられている以上に危険でして。」

「これ以上の警備は必要ありません。私は答えがほしいのです。誰が私を殺そうとしているのか。」

パドメの事だからそう考えているだろうと思っていたエキドナは、あらかじめ考えておいた返答をした。

「私達がここにいるのは貴方をお守りするためです、アミダラ議員。捜査のためではありません。」

「君を殺そうとしているやつは見つけ出すよ、パドメ。約束する。」

食い気味に出てくるアナキンに、エキドナは顔をしかめながら彼を睨む。

「命令を逸脱してはならんぞ、若きパダワン。」

「もちろん、彼女を守る過程でという意味ですよ、マスター。」

オビワンが、エキドナの言いたいことを代弁してくれているにもかかわらず、アナキンはさらなる口答えを重ねる。エキドナはそんなアナキンへの苛立ちを溜息で逃した。

「口答えは二度と許さんぞ、アナキン。私の教えに注意を払うんだ。」

「なぜです?」

「何だと?」

「犯人を捜さないのなら、なぜ我々が彼女のもとにいるんですか?守るのはジェダイではなく警備隊の仕事です。やり過ぎです、マスター。捜査も我々の任務の一環です。」

「我々は評議会の指示通りに動くだけだ。自分の立場をわきまえろ、若造が。」
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