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陽の沈む夜に。

第2章 The Phantom Menace.2



内心顔をしかめながらも、エキドナは窓枠から上の階へジャンプするとローブの大きな袖で顔を守りながら、ライトセーバーで上の階の窓を割った。

「少し待ってください。」

すぐに左右を確認すると、先ほどの階よりドロイドは少なく、エキドナは安心して一行に上がってくるように言った。
パドメ達はどのように上がってくるのかウキウキしながら待っていたら、彼女らは、ワイヤーを壁にさして自動で巻き取る装置で上がってくる。
エキドナはそんな様子にいい意味で皮肉を吐いた。

「画期的ね。」

エキドナが先行してまた、同じように廊下を制圧していくわけだが、既に上に上がった報告が入っているようでおびただしい数のドロイドが待ち受けている。

「陛下、大丈夫ですか?」

エキドナが戦いに飛んでいけるような量ではなくなり、陛下を守るようにブラスターを跳ね返していると、パドメは何も言わずに首を縦に振った。
女王だけは自分が肉壁になってでも守れるよう、常に彼女の遮蔽物になって戦う。
…と言ってもエキドナは負けず嫌い。今までも任務を失敗したことが無い程に完璧にこなしている彼女が、ここで負けるわけにはいかなかった。

それからもブラスターを跳ね返しながらも、しっかりとフォースに従う。
しかし、そんな中「奴」の出現を察知したエキドナは項垂れるように「奴」が転がってくる様子を眺む。

ドロイドが攻撃をやめると、「奴」が20体以上姿を現して周りを取り囲んだ。

「武器を置きなさい。ここまでのようです。」

パドメの声に周りが武器を置くと、エキドナも同様にライトセーバーを置く。
武器を回収されるとすぐさまドロイドに囲まれ、突撃する予定であった玉座の間に連行された。

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