第2章 The Phantom Menace.2
一斉に後ろにぞろぞろとついていたパイロットたちはファイターに乗って出発する。
彼らは通称連合のドロイドコントロール管を壊すべく、大きな命の危険を顧みず、飛び立った。
「総督は玉座の間にいるはずです。」
パドメの声に、一行が廊下へと続く扉に向かうと、アナキンが震えた声でくっついてきた。
「ねえ、待ってよ!」
「そこを動くな。そこなら安全だ。」
「でも僕…。」
「コクピットにいろ。」
クワイガンにぴしゃりといわれてしまったアナキンは、顔を暗くして残った戦闘機の中に入る。
そんな彼の場所に向かうと、エキドナはアナキンの頭をなでる。
「もしものことがあれば、直感を信じて。あれこれ考える前に直感を信じて動くの。わかった?」
「うん。でも。」
「クワイガンが連れて来た子なら、きっと大丈夫。私も彼が連れて来たジェダイだから。」
唐突なカミングアウトに驚くアナキンの頭をもう一度撫でると、怖がる彼をおいていくのは心が痛かったが、クワイガンが信じた子なら大丈夫だと信じて隊列に戻った。
そして。
_____________運命の戦いは、目の前まで迫り来る。