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陽の沈む夜に。

第2章 The Phantom Menace.2



ナブーの王宮へ戻ると、そこには先ほど訪れた時とは比にな
らないほどのドロイドが防御を固めていた。
戦車の量は倍以上増え、普通のドロイドだけでなくドロイディカ等面倒なドロイドも数を増している。
一行はホログラムで話した通りの抜け道をくぐると、先遣隊のパナカが来ても大丈夫だという信号が来た。

「中に入ったら安全な隠れ場所を見つけて、そこでじっとしてるんだ。」

クワイガンはエキドナと挟んで守っていたアナキンの小さな肩を持つと、目線を合わせてそういった。

「はい。」

「アナキン、大丈夫。私たちが守るから。」

クワイガンの言葉に付け足してエキドナはそういうと、パドメに大丈夫だと合図を送った。
パドメの合図で戦車の爆撃が始まると、先へ進めるように皆前に出ていく。
プラットフォームへ急ぐべく、アナキンをエキドナの背で隠しながらライトセーバーをふるう。

「オビワン。アナキンを任せてもいい?」

女王の護衛隊のブラスターでは対応できないドロイドが見えたエキドナは、女王を守るべくオビワンにアナキンを託す。

「ちょっと待ってくださいマスターまさか…。」

「彼女はいつもそうだろう?」

オビワンは止めようと手を伸ばすが、エキドナは既にフォースで大きくジャンプして滑り込むとプラットフォームの左から順に目にも止まらない速さで制圧を始める。

「陛下!引き付けている間にお隠れを!」

激化していくドロイド軍の攻撃は、護衛隊やパドメらでは隠れてたまに打つくらいでしか反撃できないほどになる。
エキドナはここに時間を取られるわけにはいかないと、焦りを感じながら次のドロイドの集団へと飛び移っていく。

「わぁ、エキドナってあんなにつよいの?」

「あぁ。我々の誇りだよ。」

アナキンを守るべく残っているクワイガンは、オビワンを反対側から制圧に向かわせながらそう微笑む。その彼の目には父親を見る娘のような眼差しが灯っている。

「ラストっ!」

エキドナは制圧を終えて最後のドロイドにライトセーバーを投げ刺すと、刺さったままのライトセーバーをフォースで呼び寄せながら女王の元へ戻った。

「オビワン援護ありがとう」

オビワンにお礼を言うと、2人は共に隊列に戻る。
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