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陽の沈む夜に。

第2章 The Phantom Menace.2



「滝側の秘密の通路を使って都市に侵入することができます。
メイン・エントランスに着いたら、パナカ隊長は陽動作戦を開始してください。
そして、私たちが宮殿に入り、総督を捕らえるのです。
総督がいなくなれば敵は統制を失い混乱するでしょう。どうお考えですか、マスタージェダイ?」

「総督は厳重に守られているでしょう。」

ホログラムから動線が引かれていく。もちろんエキドナも様々なリスクを予測すべく頭を働かせた。

「難しいのは玉座の間にはいるまでです。中に入れば特に問題はありません。」

「少し気になることは、この陽動作戦で多くのグンガが犠牲になってしまうことです。」

陽動作戦に加担してくれたとはいえ、相手は機械。いのちなんてものはない。
しかしグンガは立派な生きている生物。エキドナはそれが気がかりでそう言葉を発した。

「わしらには犠牲となる覚悟ができている。」

エキドナのその心配に、ボスナスは胸を張ってそう答える。
エキドナやクワイガン、オビワンは、自ら陽動作戦を買って出たボスナスの考えに関心をした。

「ドロイド軍全機能を停止させる計画があります。私たちのパイロットを送り出し、惑星の軌道上にいるドロイド司令船を破壊しなければなりません。」

「よく練られた作戦ですが、大きなリスクを伴います。あなたがたの戦闘機の武器ではシールドを突破できないでしょう。」

ホログラムに浮かぶ、戦闘機とはいえジェダイのものと比べると劣る戦闘機をクワイガンは拡大しながら言う。

「さらに大きな危険性もあります。もし総督を取り逃したら、陛下、彼は別のドロイド軍を連れて引き返してくるでしょう。」

「ええ、だからこそ総督の拘束には失敗が許されないのです。すべてはそれに掛かっています。」

パドメのその話に、一行は後にも引けなければ、これ以外の道がない事、最善の道であることに少しばかり空気を重くした。

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