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陽の沈む夜に。

第2章 The Phantom Menace.2



「この者は私のおとりであり、保護者であり、忠実なボディガードです。
騙したことをお詫びしますが、身を守るために必要なことだったのです。我々は常に反目しあってきました。
しかし閣下、私たち2つの巨大社会は常に平和に共存してきたのです。
通商連合は我々が必死に作り上げてきたものすべてを破壊しました。
早急に行動を起こさなければ、すべてが永遠に失われてしまいます。
どうか助力をお与えください。閣下の助けを懇願いたします。私たちは閣下の謙虚なしもべです。
我々の運命は閣下の手に握られているのです。」

アミダラ女王、もといパドメがそう言ってひざまずいたのを見ると、エキドナらも同じように跪く。
本当に話していて人柄がよく、素晴らしい人だとパドメの事を思っていたが、このような綺麗で相手を納得させられる文章を瞬時に考えて伝えることが出来ることに圧巻した。

「ううむ。はははっ!お前たち、グンガより優れているとは思っていないのだな?わしは気に入ったぞ!YOUとMEは友達。がはははっ!」

その様子が気に入り、興奮したように喜ぶボスナスを見て、一同は胸をなでおろす。

「女王、すごいのね。」

「あぁ。支持される理由がわかるな。市民から女王の任期が切れても続任を求められているらしい。」

緊張が説かれたその雰囲気に、エキドナ。クワイガン。オビワンは口角を上げた。

それからの展開は早く、ナブーを守るための作戦会議が行われる。

「ほとんどの人間は収容所に入れられています。
数百人の警官や衛兵が地下でレジスタンス活動を組織している状況です。
私ができる限り多くのリーダーを連れ戻しましょう。
連合軍も我々の想像をはるかに上回る規模と戦力です。
陛下、この戦いに勝利できるとは思えません。」

何かと口を挟み、保守派であるパナカは納得できないような顔をしている。

「この戦闘は陽動です。グンガンがドロイド軍を都市部から引き離してくれることになっています。」

「R2。」

パドメの声に、R2がホログラムを映し出す。


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