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陽の沈む夜に。

第2章 The Phantom Menace.2



一行は、ジャージャーの後ろをついていく。
聖なる場所というだけあって、その道のりは、誰も目につかないような茂みをかき分けると出てくる茂みのトンネル。それををずっと行った先にあった。
無視や生き物が出てくるのは当たり前、エキドナの顔は終始眉間にしわが寄っていた。
護衛隊は、女王に不快な思いをさせないよう、茂みをかき分けるのに必死な様子だった。

そして、湿地の高温多湿な気候に背中の汗が伝ったころ、一行は茂みを抜けてグンガの声にざわめく場所へ到着した。

「あっ、ご…ご機嫌麗しゅう、偉大なるボスナス閣下。」

グンガたちは、エキドナ達を最初に見たときのような好奇な目でこちらをみている。
そんななかジャージャーは、奥までたどり着くとボスナスに挨拶をした。

「ジャージャービンクス、そいつらは何者だ?」

「ナブーのアミダラ女王です。平和的な面会のために訪れました。」

「ああ、ナブーの思い上がり者か。おまえたちは機械を連れてきた。すべてを破壊した。」

ボスナスは怒りを露わにして唾をまき散らす。

「我々との同盟関係を結んでいただきたく、あなたを探しておりました。」

「閣下。」

女王が続けて交渉をしようとしたとき、侍女パドメが遮るように前に出た。
エキドナはアナキンとパドメと船内で話してから、パドメの人の良さや知性があるところを評価している。
そんな彼女が前に出たことに、エキドナは目を丸くした。

「誰だお前は?」

「私がアミダラ女王です。」

「えっ。」

「なるほどな。」

エキドナとクワイガンは小声で、彼女が女王であることの驚きを話す。

「私水持ってこさせたりため口で話してたんだけど。」
「私もですよ、ある意味偽装成功しているってことでは?」
「そう思うことにする。」

パドメへの態度に汗汗する2人は、小声でそんな話をしていた。


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