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陽の沈む夜に。

第2章 The Phantom Menace.2



「お困りの様子ね。」

オビワンは疲れ切った顔をしていてなんとなく状況の把握が出来る。
つくづく、仲良く、女子同士のペアらしく、シャクティーに訓練してもらえたことを感謝したエキドナであった。

「思ってることは吐き出していいと思うよ。それを指摘されたりして上手くなるんだから。」

「そんな、」

「ほら。」

女王を待つクワイガンのほうへオビワンを押し出すと、エキドナは2人を女王の船の隣から見守った。

「失礼なことを言うつもりはありませんマスター。真実なんです。」

「お前の視点ではな。」

「あの子は危険です。皆それに気づいています。なぜ分からないのですか?」

「あの子の運命は不確かだ。危険ではない。評議会があの子の未来を決める。お前にとってもよい結果になるだろう。」

 アナキンについて承認が得られなかったのだが、クワイガンはそれを無視してアナキンを鍛えるべくついてくるように言っているのだ。
オビワンは評議会と同じ考えで、評議会をはねのけてはクワイガンの立場が悪くなることを期にしている。
いつものクワイガンの調子で追い返されてしまったオビワンは、またもや沈んだ顔でエキドナの元へ戻った。

「よく言ったよ。」

「もうどうしたら…。」

「クワイガンにとって自慢の弟子のはず。大丈夫だから。」

オビワンと先に船に乗り込むと、座標の確認や、ドロイドの確認をする。
女王はよほどナブーに早く帰りたいようで、すぐに船に乗り込んだ。
クワイガンは、副操縦室前に居たエキドナとオビワンを呼ぶと、女王に話を始めた。

「女王。救出する際にも居りましたが、護衛するエキドナ・アイヴァーンです。」

「改めまして、女王陛下。挨拶が遅れまして申し訳ございません。私が女王陛下をお守りいたします。」

「頼みます。マスタージェダイ。」

女王は威厳ある声でそうエキドナの挨拶に応える。

「彼女はとても優秀なジェダイです。私が保証します。」

エキドナはクワイガンの一言に照れながらも礼をした。

「こっちが私のパダワン。」

「オビワン・ケノービです。」

「シスが姿を現した場合、私とパダワンが対応します。」

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