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陽の沈む夜に。

第2章 The Phantom Menace.2



人を待たせたくなかったエキドナは、小走りにローブを揺らして待ち合わせ場所に向かう。
14プラットーフォームには、既にクワイガンにオビワン。そしてアナキンが待っていた。

「ごめんなさい。待たせてしまった。」

「いや、いい。また任務ですまないな。」

「いいのよ。」

「エキドナ!」

クワイガンの陰に隠れていたアナキンは、そう言ってエキドナに駆け寄る。
何故アナキンがいるのか疑問に思いながら、エキドナはアナキンの頭を撫でた。

「さぁ行こう。移動する間に任務を話す。」

エアタクシーに全員乗り込むと、クワイガンは急ぐようにドロイドに話す。
そんなに急ぎなのだろうか?とはてなマークを浮かべながら、クワイガンの話を待った。

「元老院は新最高議長を決める投票に入り、アミダラ女王が故郷へ戻るそうだ。これは連合にとって圧力となり、対立は深まるだろう。これを利用して女王を狙う襲撃者を呼び寄せる。女王と共にナブーへ行き、例の襲撃者の正体をつかむ。」

「なるほど。」

「女王を囮にする以上、ジェダイの護衛が必要だ。だからお前を呼んだエキドナ。」

「例の襲撃者が現れても、私は女王をお守りするってことであってる?」

「あぁ。」

つまりは、シスが現れようと、2人に任せて女王の命を守らなくてはならない。

「それでアナキンはなんでいるの?」

普通に質問したつもりが、その場は凍り付く。

「聞かないほうがよかった?」

「いや。評議会が訓練を許さなかった。だから私を注意深く見るように言ったんだ。」

「またクワイガンの無茶が始まって、オビワンは沈んでるのね。」

クワイガンの隣で沈んでいるオビワンに目線を向ける。

「さぁついた。行くぞ。」

クワイガンお得意のスルーを始めると、エキドナは立ち上がったオビワンの背を叩いた。
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