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陽の沈む夜に。

第1章 The Phantom Menace



「エキドナのローブを僕も着られるの?」

「評議会が貴方を認めたらね。」

「認めてもらえないかもしれないの?」

「大丈夫。クワイガンが何とかしてくれるよ。」

幼いアナキンは、エキドナのローブをぬくぬくと着て質問攻めする。
9歳の男の子だ。それも仕方あるまいとエキドナは質問に一つ一つ答えていく。

「空を飛びまわるのは楽しい?」

「楽しいよ。苦手な人もいるけど。」

後ろに気配を感じていたエキドナは、後ろで会話をいつからか聞いていたオビワンに嫌味ったらしく言う。

「苦手なんじゃなく、地上が好きなだけですマスターエキドナ。しかも昔よりはマシですよ。」

「エキドナもマスターなの?」

「正確には違うけど、そうだよ。」

「僕もジェダイマスターになりたいなぁ。」

夢見る少年の目は、これから始まる生活に目を輝かせる。
弟子を持ったことがないエキドナは正確にはジェダイナイトなわけだが、パダワンを卒業すれば、マスタージェダイと世間から呼ばれるため間違っていない。

「オビワンとエキドナは、昔からの友達?」

「そうなの、ジェダイの練習生たちは、最初にみんなで訓練をして
そのあと一人のジェダイマスターに選ばれてパダワンっていうその人の弟子になるの。
私とオビワンは最初の練習生が一緒だったの。」

「僕本当にジェダイになるんだ…。」

「楽しみ?」

「うん、とても。いつかエキドナみたいに戦いたい!」

「アナキンならきっとできるよ。」

それから、アナキンに今まであった面白い惑星の話やジェダイの生活の話をしていると、到着まではとても速かった。

女王を筆頭に船を降りると、ヴァローラム最高議長を始めとした星々の重鎮が迎え入れる。
クワイガンがヴァローラムへ、ジェダイ評議会を緊急招集するように話すと待っていたエアタクシーでジェダイの3人は何日かぶりのジェダイテンプルへ帰還した。

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