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陽の沈む夜に。

第17章 The Clone Wars.10



「マスター達、ご無事で何よりです。」

すぐ近くに寄せてあったガンシップにはアナキンとアソーカも乗っていて、アナキンの「僕が助けたんですよ」と言わんばかりのお得意のドヤ顔に迎え入れられた。

「マスター!大丈夫でしたか?」

「大丈夫よアソーカ、ありがとう。」

すぐに背中を摩ってくれたアソーカにお礼を言うと、吊革につかまり、ガンシップが発車する。
そしてその直後に大きな爆発音と衝撃を感じると、カターヴォの中心部が壊れていくことを悟った。

「アナキン。」

「はい、エキドナ。」

「貴方をクワイガンが見つけて、本当に良かった。」

「…奴隷制度は絶対に崩さなければなりません。」

「ハット族の支配は大きい。でも、この気持ちを忘れちゃいけないね。」

一行はエキドナの言葉に深くうなづくと、プロのスターデストロイヤーへと連れられ、
館内についたと同時に、エキドナはどっと安心する。

「将軍!」

そんなエキドナは、発着プラットフォームから船内に入ったと同時に意識を失うように眠る。
オビワンと違って沢山痛めつけられ、電流によって体力を消耗した中睡眠も4時間だけであった彼女は、安心したように寝息を立てた。

「マスターエキドナは私が運びます。」

ハンフリーと共にエキドナを支えるアソーカがその役を買って出るが、アナキンは首を横に振る。

「お前は今日の英雄だ。一緒に来てもらわなければならない。」

「で、でも…!」

「ハンフリー、マスターを部屋で寝かせてやってくれ。」

「予備のベッドじゃ休まらないだろう。私の部屋を使うと良い。」

「承知しました将軍。」

気づかないうちに後ろに居たプロにハンフリーは頭を下げると、アソーカからエキドナを預かりおぶってジェダイの仮眠室へと連れて行った。

「オビワン、貴方は大丈夫ですか?」

「あぁ、私は大丈夫だ。彼女は酷く痛めつけられていたからな。」

「女と子供に特に強気なのが奴らです。本当に憎い。そいつはどうなったのです?」

「心配しなくてもエキドナが手錠を付けて壁に括り付けていたよ。」

エキドナらしい復讐ともいえるかわからない仕返しに一同は笑うと、待っていたロシュティ総督の元へ向かった。



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