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陽の沈む夜に。

第17章 The Clone Wars.10




「伯爵?やっぱりこうなることが怖かったのね!」

「エキドナ、いまだ!」

エキドナは最高のキメ顔で怒りを露わにするドゥークーを煽ると、オビワンの合図で首輪を外してもらい、前へ大きく出た。

この狭い部屋には狭すぎる部屋ではあるが、何とか戦うしかない。
エキドナは、まずは手錠を外してもらうべく、打ってくるブラスターの導線を把握して手錠の真ん中を持ってくる。
ブラスターによって手錠が外れればもうこちらのものだ。

電流の流れる槍を持っている男をターゲットにすると、エキドナは振りかざしてくるのを避けて後ろに回ると綺麗な回し蹴りを食らわせる。
槍を手にすれば、手元にあるボタンで電流をオンにして、狭い部屋の中ではあるが上手く戦う。
ジェダイの考えとして、あまり殺すことは推奨されていないため、エキドナはそこまで手ごわくはないこの看守たちを、仕事とほんの少しの仕返しで気絶させていき、
ひとり。またひとりと、お得意の接近戦で倒していけば、オビワンの方も順調で気づくところ残りはセンター長含め2人となっていた。

「あ、あなた。」

その2人のうち1人はエキドナをこの一日半、ずっと電流や蹴りで痛めつけてきた男であり、その男は生まれたての小鹿の様にぶるぶると震えて腰を抜かしていた。

「ひ、ひぃぃぃ」

「私を痛めつけるのは楽しかった?」

わざと横に槍を立てれば、もう言葉など喋れないほどになる。

「そんなにビビりなのに私をあーーんなに楽しそうに虐めてくれてたのね。」

「な、何かの間違いだ!!俺は何もしていない…!」

もう思考すらまともにまとまらないこの男。
エキドナはこの震えた様子に満足すると、机に置いてあった予備の首輪と手錠を持ってきて男にはめた。

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