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陽の沈む夜に。

第17章 The Clone Wars.10



「はい…どうにか。」

「一緒に行こ。」

クローンに肩を貸すと、エキドナはゆっくりとガンシップの方へ向かう。

「エキドナ、コーディとR2に爆弾を見つけるように言いました。僕達は先に爆弾を捜しに行きます。」

「じゃあ私はここで後処理と防衛ラインを守っとくよ。」

「行かないんです?」

「行きたい気持ちもやまやまだけど、また何かあったら嫌だし。」

「分かりました。」

「アナキンもアソーカも気を付けてね。」

エキドナの中でオビワンの事も心配であったため、エキドナは残ることにしてアナキンとアソーカを見送る。
アナキンから感じられる強い焦りに心配が尽きなかったが、彼らを信じて自分の仕事にとりかかった。

「提督、聞こえる?」

「はい将軍。」

「衛生兵と追加の医療ガンシップを2機お願いできる?」

「了解しました。」

威勢のいい返事を聞くと、ハンフリーの元へ急ぐ。

「ハンフリー、レックスと一緒に小規模班を構成してアナキンを追いかけてくれる?」

「了解しました。」

兵士たちのおかげで大きな炎を上げていた戦闘機は鎮火され、あとは追加の医療ガンシップを待つのみとなった。
重症者も衛生兵の誘導で一命はとりとめ、爆発から30分以内には自体が収拾に向かっていた。

「コーディ、アナキンたちの様子は?」

「半分解除に成功しているようです。」

「オビワンが上手に話を引き延ばしてくれることを願うばかりね……。」

「将軍が交渉するのはどうですか?」

「多分星なくなる。」

先程の緊張感から解放され、コーディと冗談を交わしているとなんとなく籠っていた力も抜けてくる。
エキドナは、コーディの事をハンフリーと同じくらい信頼している。
コーディはコマンダーとして誰よりも相応しく現場指揮の的確さと、少しの堅物さはオビワンに似たようだ。
クローン達は自我を持つことを遺伝子操作によって制御されている分、考え方や作戦はよく一緒になるジェダイマスターに似てくる(エキドナ分析)
 ※実際そのようなでデータはありません笑

「随分ジョークの弁が立つようになったね。」

「きっとケノービ将軍のおかげですな。」

「オビワンのおかげね。」

コーディもエキドナもこのままアナキンたちが作戦を成功させてくれるとそう思っていた。しかし。

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