第17章 The Clone Wars.10
「偉い…そうね。ではではマスターパティアに整備の総括頑張って貰わないとね。またいつか遊びに行こ。」
「もちろん!いつでも連絡して。」
「それじゃあ。」
パティアに見送られエキドナは彼女の部屋を後にすると、もうまた埃被っているであろう自分の部屋へと戻っていく。
まずは換気と掃除だなんて思っていたのもつかの間。コムリンクが鳴り、応答するとそれはプロからのものであった。
「マスタープロ。先ほどぶりです。いかがなさいましたか?」
「評議会から任務だ。惑星キロスが分離主義者に支配された。今、星の住民は人質に取られている。あとはわかるな?」
「私に休憩ってないんですかね。」
「今がその休憩だ。すでにオビワンには伝えてある。六番プラットフォームへ行ってくれ。」
「わかりました。着替えだけ持ってすぐに向かいます。」
「頼んだ。」
通信を切ると、エキドナは大きめのため息をついて、部屋へと急ぐ。
部屋に入れば部屋の埃っぽさに苛立ちを覚え、今すぐにでも掃除したい気持ちを抑えて、替えの着替えと先ほどまで手に持っていた資料を鞄に詰め込んだ。
掃除ドロイドをタイマーを入れて作動させ、すぐに部屋を出ると、集合場所まで急ぐ。
「将軍。」
そしてそこで待っていたのはハンフリー。
今回は彼らも一緒のようだ。
つまりエキドナは自分のデストロイヤーでシャワーを浴びることができるということ。
エキドナは心の中でガッツポーズを決め、ハンフリーと共に船内に入り、そのままキロスへと出発した。