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陽の沈む夜に。

第16章 The Clone Wars.9



「…ファイブズ!」

ピアーズに言われて振り返ると、そこにはもう半年ぶり位はなるだろうか。右の額に5というタトゥーを刻んだファイブズだった。

「将軍。お久しぶりです。」

随分と落ち着いた彼は、クローンとしてしっかり躾けられたようで、エキドナに一礼する。

「そんな汐らしくしてても無駄よ。レックスをたくさん困らせたって。」

「あぁ、そんな。言わないでください将軍。」

「ドミノ分隊は?」

「俺とエコーだけ生き残りました。他は、前哨基地での任務でドロイドに攻撃を受けて……。」

「そっか、でもみんな頑張ったんだね。501は危険な任務がアナキンのせいで多いけど、みんないい子たちだから頑張ってね。」

「スカイウォーカー将軍が居たら怒られていますな。」

アナキンがすでに自分のデストロイヤーに戻っていることに感謝しよう。
レックスはそれだけ言い残すと、ファイブスを乗せてガンシップへ乗る。

「501だから私と任務することも多いだろうし、これからもよろしくね。エコーにもよろしく伝えておいて。」

「はい!将軍。」

びしっとした彼の敬礼に手を振ると、ガンシップの扉が閉まる。
彼らが隣のアナキンのデストロイヤーに戻っていくのを見届けると、オビワンとエキドナは皆食堂や待機室に戻ったことをいいことに自分たちもオビワンの部屋に向かった。

「オビワン…!」

人通りの少ないことをいいことに、扉が閉まるのを待たずに飛びつくと、オビワンはまだ構えていなかったようで少しバランスを崩す。
しかしそれでも鍛え抜かれた彼の身体によってこけてしまうことはなく、ぎゅっと受け止められた。
年を追うごとに離れている時間が恋しい。互いに援軍に来た時に熱くなる嬉しさが増えていく。

「あぁ、エキドナ。会いたかった。」

彼からあまり想像のつかない発言。
それにエキドナは驚きながらも嬉しさと幸せで笑みがこぼれた。

「マスターアイヴァ―ンの援軍があってよかったでしょ?」

「おかげで銀河系の端っこ同士から集まれた。この任務には感謝すべきかもしれないな。」

「もう、オビワン。」

彼の肩に両手を回したまま、見つめ合って話していると、そのままキスをする。

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