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陽の沈む夜に。

第16章 The Clone Wars.9



「アナキンは?」

「評議会に呼ばれたと…。それでこいつに変わったんです。」

「…わかった。ハンフリー、残存兵力を集めて出撃準備をお願い。」

ハンフリーにすべてを任せ、長距離通信機のセッティングを終わらせると評議会へ緊急通信をつないだ。

「どうしたアイヴァ―ン。」

「マスタークレルが分離主義者でした。大勢の501大隊のクローンが犠牲になっています。
私はそのまま任務を続けますので、レイシールドで覆ったままデストロイヤーに乗せます。
危険ですので、誰かひとりお迎えをお願いできないでしょうか。」

「なんということだ。」
「ありえない。」

そんな声が聞こえてくる中、エキドナの申し出を受け入れる声があった。

「それなら私が行こう。」

プロだ。どうやらオビワンやエキドナを気に入っているようで、いつも気にかけて動いてくれる。

「助かりますマスタープロ。お願いします。ちなみに、アナキンを戦場から離したのは評議会の命令ですか?」

「スカイウォーカー?なにもそのようなことはしていないが。」

「…そうやってアナキンを遠ざけたようです。では、行ってまいります。」

「よくやったアイヴァ―ン。」

ウィンドゥの言葉を最後にエキドナはまた戦場へ戻っていく。
勿論とどめられてしまっていた501大隊の勢いが加わったことで、見事首都は陥落。

なんだか気疲れしたエキドナはデストロイヤーに戻るものの、評議会に呼ばれ、ホログラムに当事者のハンフリーとレックスと共に1時間ホログラムでしゃべり続けることとなった。

「とんだ迷惑だったな。」

そんな1時間も終わり、気が抜けた頃には真後ろにオビワンが居り、彼から飲み物をもらうと疲れがどっと和らいだ。
ハンフリーとレックスもピアーズから飲み物をもらうと、2人も一気に肩の荷が下りたようだった。

「味方同士を争わせたり、無理に特攻させたり。本当最低ね。カスケード達もそれが当たり前だと思ってたみたい。ハンフリー、あとでカスケード達を215に入れといて。」

「わかりました将軍。」

「アイヴァ―ン将軍、お客さんですよ。」

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