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陽の沈む夜に。

第15章 The Clone Wars.8



「…というわけなのです議員。」

「なんてことでしょう。そんなこと、あってはなりません。」

元老院ビル。
そこでエキドナらは目的の人と話していた。

「議長を止められるのはアミダラ議員、貴方しかいません。」

「アナキンを呼んでみます。交渉するのに力になってくれるはずです。」

「お願いします議員。」

互いに頭を下げると、オビワンとエキドナはジェダイ聖堂に戻る。

「そういえば、デックスが恋しがっていたぞ。あれからよく行くんだろ?」

「そう、ジャワジュースが美味しくてお休みの日に行ってるんだけど、最近行けてなくて。」

「今度行ってやれ、次の休み一緒に行ってもいいな。」

「その休みがあればいいのだけれど。」

「明後日公休だろう?」

「言ったでしょ? 明後日任務が……、」

その2人の会話を遮るように鳴るブザー。
一番緊急度の高い赤のランプがコムリンクに光り、エキドナらが危惧していた問題が起きたことを示した。

「コーディ、部隊を集めてくれ。」

「ハンフリー、準備をお願い。」

それぞれ、直属の部下達に指示をすると、やれやれと顔を合わせてコーディとハンフリーと待ち合わせているプラットフォームへ向かった。

「将軍、いつも通り仲のいいことで。」

「何か言った?」

「いえ、なにも。」

コーディの冷やかしを黙らせたところで、遠くからレックスが駆け寄ってくるのに気づく。

「スカイウォーカー将軍から、お二人についておけと言われました。」

「とりあえず向かおうよ。」

「そうだな。」

ガンシップを最高速で飛ばし、轟音と共に到着したのは遠くからでも見てわかるほど大きな生物。ジロ・ビースト。
実験をして自分を苦しめようとしたパルパティーンを憎しみまるで恨んでいるかのように、元老院ビルに乗っかり、どこよりも頑丈に作られているはずの元老院ビルをボコボコにへこませる。
それだけで如何に危険で、頑丈で、崇高な生物か分かる。

「あーあ。」

「毒ガス待ちですので、それまではなんとも。」

どれだけ強い軍用レーザー砲も。何も効かない。
ただ生まれた星の穴で静かに暮らしていただけであるのに。
理不尽な人間に怒り向け、レーザーを向けるガンシップをひと払いで吹き飛ばしてしまう。
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