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陽の沈む夜に。

第14章 歌小説 HappyBirthday backnumber




ビーッビーッ
寝転がっていたところから瞬時に立ち上がり、ドアまで向かう。
日付が変わってもう4時間。
ずっとベッドでごろごろしていたせいで、オビワンの髪はぴょこりと跳ねているが気にしない。
そこにはずっと待ちわびていたエキドナの姿があった。

「オビワン、起こしちゃった?」

「いや、大丈夫だ。本を読んでいたからな。」

「それならよかった。タブレットがオンラインになってたから起きてると思って。」

愛おしいエキドナの姿は煙と血液と埃にまみれていて、
過酷な任務から帰ってそのまま来てくれたのだろう。
タブレットはエキドナのメッセージが来ないかの確認をしていただけだが…
そんな恥ずかしい話しは墓場まで持っていこう。

「随分と大暴れしたんだな。」

「それはもう超大暴れよ。そんなことよりオビワン。」

少し恥ずかしそうに差し出された小包。
それは、オビワンを最高の幸せに導いた。

「お誕生日おめでとう。遅くなってごめんね。」

ドアをあけたまま話していることに今は感謝しよう。
もしいつものようにドアを閉めていたらきっと抱きしめていただろう。
真夜中のジェダイ聖堂にこの歓びは、ぽっと暖かい光をともした。



ちょっと女々しくてかわいいオビワンを書いてみました。
キャラちょっと崩壊してる気がしますがいかがだったでしょうか。
ちなみに占つくで見てくださっていた方は知っているかもしれませんが、
パティアに対しては遅れてプレゼントを贈ったりするのに対し、オビワンにはきっちりしている
ルーズだけどそこはちゃんとするエキドナちゃん可愛いなって勝手に思いながら書きました(笑)

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