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陽の沈む夜に。

第13章 The Clone Wars.7



「コーディに地形のスキャンを頼んだよ。」

「そう、ありがとう。飲む?」

戦場で優雅にお茶を飲むエキドナは、しばらくして帰ってきたオビワンに自分が飲んでいたお茶を渡す。
乾いたのどを潤すオビワンから空になったコップを受け取ると、隣にいたピアーズが受け取り、小さな声でお礼を言った。

「ん、優秀なコーディからもう地形のデータ来たよ。」

「ウィンドゥ将軍につなぎます。」

ハンフリーがホログラムを置くと、すぐに応答したウィンドゥが映し出される。
それと共にスキャンされた地形図を覗き込むと、コーディが話を始めた。

「プロトン砲はここと、ここです。しかし問題が。
奴ら、住民を盾にしています。」

「人質は厄介だが不可能ではない。砲を攻める名案があります。」

「住民の救出が最優先だ。信頼しているぞ。」

ウィンドゥとの通信が途絶え、オビワンから話を聞こうと後ろにあった椅子に腰かけ、足を組んだ。

「作戦だが、まず……。」

「ん?」

ふと上のほうで感じた気配にエキドナは咄嗟にハンフリーのブラスターを手に取ると、一発発砲し、命中させた。
ばらばらと上空からドロイドの残骸が落ちてくると、やはりかとエキドナはため息をついた。

「盗聴しないと勝てないのね。盗聴してても勝てないけど。」

「よく気づいたな。」

「私強いからさ。で、話続けよ。」

それから聞いたオビワンの奇妙な作戦に、面白そうと心を躍らせると、さっそく準備に取り掛かった。
しかし、偵察に向かわせたワックサーらが戻らず、偵察の結果を聞くこともできないまま作戦を実行させることとなった。
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