• テキストサイズ

陽の沈む夜に。

第13章 The Clone Wars.7



プラットフォームに向かうと、すでに出撃準備が済んでおり、今か今かと待ちわびるクローン達を通り過ぎて、どうやらエキドナ待ちらしいウィンドゥとオビワンを見つけた。

「問題はどうやって軍を上陸させるかですね。」

「まずナバットの街を奪還し、上陸拠点に。」

「はやく住民と会いたいものです。」

そんな2人の会話を聞いていると、先ほどまで船首で一緒だったハンフリーに呼ばれ、エキドナはその場を離れる。

「結構どぎつい戦いになりそうね。」

「俺たちにとってはどうってことないことですよ、将軍。」

「そうね、じゃあコーディのガンシップの隊列の後ろについて走行して。」

ガンシップのエンジン音と共に浮遊すると、一気に降下していく。
その間にもエキドナは特に作戦会議はなされていなかったが、今回の注意事項を伝えた。

「今回は住民を救うことが目的ね。だから武器を使うのは最小限にして、絶対に市民を傷つけないようにしてね。」

「イエッサー!」

威勢の良い215突撃部隊のハンフリーの部下たちは、そろって返事をする。
すると、ウィンドゥのホログラムが映し出され、エキドナはそちらに体を向けた。

「対空砲をつぶさないと、輸送船を下ろせない。」

「一旦引いて、こっちで片づけます。エキドナ、聞こえたか?」

「聞こえたよ、進行方向から右手の森見える?」

「あぁ。」

「あっちに降りてほしい、ハイドで。」

「わかった。」

オビワンと通信を終え、予定通り森へひそかに着地すると、ローブを脱いでオビワンと合流した。

「さて、一仕事といくか。」

互いに顔を合わせニヤリと笑うと、セイバーを取り出し、攻撃が得意なエキドナは前線を上げ、
防御が得意なオビワンはクローン達を率いてその前線をカバーする。
もう長年の染みついた動きに、楽しむものではないと分かっていても楽しんでしまう。
ワルツを踊るように前線をものの数分で押し上げると、オビワンの後援で関所を奪還した。

オビワンがコーディと共に一帯を制圧している間に、エキドナは負傷者を安全な所へ寝かせ、救急のガンシップへ乗せた。
幸い、命を落とした者はおらず、完璧な統率のおかげで損失は少なく済んだ。

/ 229ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp